健康からだコラム①

「肌荒れやニキビのない、美肌を手に入れたい」「スッピン美人になりたい」こんな願いをお持ちではありませんか。素肌がきれいだと、毎日が気分よく過ごせそうですよね。

肌本来の美しさを導き出すには、身体の内外両面からのアプローチが大切。この記事では肌荒れの原因をもとに、美肌のためのスキンケアやインナーケアのポイントを紐解いていきます。よろしくお願いします。

 

肌が荒れる原因

美肌を目指すなら、肌が荒れるメカニズムを知っておくことが大切です。そもそも肌荒れの要因にはどんなものがあるのでしょうか。

 

体の外側に起因する要因

乾燥

肌にはバリア機能が備わっていて、紫外線や雑菌などの外部刺激から守ってくれています。バリア機能が低下するとなると、外部刺激に弱くなり肌荒れを起こしやすい状態になるのです。

 

バリア機能が正常に機能するには、肌の水分・油分(皮脂)のバランスが保たれていなくてはなりません。

肌の水分・油分(皮脂)のバランスが崩れる原因のひとつに乾燥があります。

 

気温

寒いと皮膚血管が収縮し血行が悪化します。すると必要な栄養が届きにくくなり、肌が荒れてしまうことがあります。

 

また体が冷えることでターンオーバーも乱れます。ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面にたまり、皮膚の厚みが増し硬くなる「角質肥厚」を起こします。

結果として細胞間のキメが乱れ、荒れた肌になってしまうわけです。

 

 

寒さに注意すべきなのは冬だけではありません。最近は空調設備が整っている場所も多く、夏でも冷えが気になります。さらに夏場は汗や蒸れで皮膚の雑菌が増加しがちですから、肌荒れやニキビも発生しやすくなるのです。

 

そして寒暖差にも気を付けなければなりません。

従来、季節の変わり目に起きる肌の不調は、自律神経の乱れが原因とされていました。しかし近年、寒暖差が直接肌に悪影響を与えることが分かってきているのです。研究でも、寒暖差(温度低下刺激)により肌のバリア・保湿機能に重要な酵素が減少することが報告されています。

 

紫外線

紫外線もシワやシミなどの光老化を起こし、肌荒れの原因になるのです。

紫外線対策には日焼け止めが有効ですが、十分に洗い流すようにしましょう。洗い残しがあると、それが肌への負担となり、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。