健康からだコラム②

体の内側に起因する要因

内臓の不調

”肌は内臓を映す鏡”といわれるように、内臓の健康状態も肌に影響を及ぼす要因のひとつなのです。

 

たとえば、腎臓は血液をろ過して余分な水分や塩分を老廃物として排出する役割を、腸は水分や栄養分を吸収し、やはり不要な老廃物を排出する役割を担っています。

運動不足や食生活の乱れなどによって内臓の健康が乱れると、老廃物が上手く排出できず肌トラブルとなって現れることがよくあるのです。

 

ターンオーバーの乱れ

 

肌はターンオーバーを繰り返し、常に常に生まれ変わっています。

肌の奥で新しい細胞が作られ、それが徐々に肌表面に押し上げられ、古くなった細胞は剥がれ落ちる、といった具合です。

このサイクルが乱れると細胞の入れ替わりがうまくいかず、肌が荒れてしまうのです。

 

ターンオーバーが乱れる原因のひとつとされるのが、加齢です。また睡眠不足や栄養不足なども影響しているといわれています。

 

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると皮脂分泌が増え、肌荒れを引き起こします。

ホルモンバランスが乱れる原因は、ストレスや睡眠不足などさまざまです。女性は生理周期によってもホルモンバランスが変動すると言われているのです。

 

美肌を作る方法 スキンケア編

肌をきれいにするには、スキンケアも重要です。しかし、間違った方法ではかえって肌トラブルの原因になりかねません。

美肌になるためのスキンケアについて、手順やコツを交えて紹介します。

 

スキンケアが大切な理由

美肌になるためのカギは、ターンオーバーの乱れを防ぐことにあるのです。

そのためには、汚れや古くなった角質をスキンケアで取り除いて清潔を保ち、うるおいを与えることが大切です。

 

 

まずクレンジングで、皮脂や毛穴に詰まった角栓、メーク汚れを落とします。ただしクレンジングは基本的に油性汚れを落とすものですから、水性の汚れは除去しきれません。

そこで次に、残った水性汚れや古くなった角質を洗顔で落とし、肌を清潔にすることが必要なのです。

さらに、紫外線や乾燥によりバリア機能が低下した肌を乳液や化粧水で保湿することで、コンディションを整えます。

 

クレンジング

クレンジングはマッサージオイルや美容液ではありませんから、あまり時間をかけずサッと済ませるようにしましょう。

 

1.手を洗う

初めに手を洗います。

クレンジングに水分が混ざると洗浄力が落ちるので、手に残った水気までしっかり拭き取ることが重要なのです。

 

2.ポイントメイクを先に落とす

目元や口元のポイントメイクは、専用リムーバーを使って必ず先に落としましょう。ベースメイクと一緒に落とそうとすると力が入ってしまい摩擦刺激が肌への負担になるからです。

 

3.適量を手に取り、人肌に温める

肌になじませるため、顔に乗せる前に手で温めておくのがコツです。

使用量はメーカー推奨量を守りましょう。使用量が少ないとクレンジングが伸びず、汚れが肌に残る可能性があり、多いと今度は洗い流しにくくなります。

 

4.Tゾーンから頬へ力を入れず、指の腹で滑らせる

皮脂の多いTゾーンから頬へ優しく滑らせるように汚れを落とします。細かな部分は指先を使って丁寧に。

小鼻はなじませるように指を上下に動かすのがポイントです。

 

5.ぬるま湯ですすぐ

最後に30~34℃のぬるま湯でしっかりすすぎます。クレンジングは油ですから、冷水では落ちません。気をつけましょう。