筋トレvs有酸素運動④

1-3.数多くの代謝を正常に!『成長ホルモン』の増加

『成長ホルモン』は、目に見える身体の成長だけでなく、体内でのさまざまな代謝をつかさどっている重要なホルモンです。その名の通り、成長期である17歳頃が分泌のピークで、その後は減少する一方です。しかし、成長期を過ぎてからも、体内でさまざまな代謝を促す超重要なホルモンであることに変わりはありません。

筋トレによって、成長ホルモンの分泌が増えることで、次のような身体の変化が現れます。

 

・筋肉や骨が強く大きくなる

・体脂肪が燃焼する

メンタルヘルスが向上する

・肌のターンオーバーを促進する

 

 

このような変化は、まさしく“成長ホルモンによる効果そのもの”といっても過言ではありません。いかに成長ホルモンがダイエットだけでなく、若々しい心と身体の維持に必須なものであることが分かります。

 

反対に、成長ホルモンが減少してしまうと、さまざまな代謝の滞りを招きます。

そして、太りやすくなる、無気力になる、肌のハリツヤが失われる、筋量や骨量が低下するなど、気持ちや見た目に大きく影響を及ぼす老化現象が顕著になるのです。

 

では、成長ホルモンを分泌させるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、筋肉に大きな負荷がかかり、筋肉中により多くの乳酸が発生させることが鍵になります。しかし、これは必ずしもハードな筋トレが絶対条件ではありません。

例えば、筋トレのなかでも、

 

・血流を制限して行う加圧トレーニン

・高地や低酸素ジムでの低酸素トレーニン

 

などは、軽い負荷でも簡単に乳酸を発生させることができ、成長ホルモンの分泌を十分に高めることができる運動です。重いダンベルやバーベルを扱うことが難しい女性やご高齢の方、運動に慣れていない方にとてもおすすめです。