健康からだコラム④

入浴

入浴はリラックス効果も得られますが、肌トラブルを起こさないためにいくつか注意点があります。

 

まずは、お湯の温度と時間です。熱いお湯に長時間入ると保湿成分が流れ出て、乾燥や肌荒れの原因になります。特に乾燥が気になるときは40℃以下のお湯で、20分以内を目安にあがるようにしましょう。

次に洗い方です。泡で優しく洗うよう心掛けましょう。強く擦ると皮膚のバリア機能が破壊され、乾燥やかゆみに繋がります。

そして、入浴後は早めの保湿が大事です。注意しましょう。

 

睡眠

肌の健康において重要な役割を担うのが、ターンオーバーを促す成長ホルモンです。寝不足だと成長ホルモンが十分に分泌されず、代謝が乱れ、肌トラブルのリスクが高まります。

 

ところで「睡眠のゴールデンタイム」というフレーズを耳にしたことはありませんか。22時~3時の間に成長ホルモンの分泌が最も盛んになるので、その時間は必ず寝ておきましょう、というものです。

しかしこれは現在では否定されています。成長ホルモンが多く分泌されるのは、決まった時刻ではなく就寝後の90分~120分であることが近年判明しているのです。

 

 

成長ホルモンの分泌に大事なのは、睡眠の質なのです。23時に就寝しても、しっかりと眠れていれば成長ホルモンは十分に分泌されます。逆に21時に寝入っても、眠りが浅ければ成長ホルモンはあまり分泌されません。気をつけましょう。

 

ただし、美肌のためには午前2時までに寝ることが推奨されます。就寝時間が2 時以前の人は2時以降の人より肌年齢が若い傾向にある、との研究結果があります。

また睡眠の長さについては7時間がベストといわれますが、実のところ最適な睡眠時間は遺伝や体質などで異なるとされており、一概には言えません。

 

規則正しい生活

ある調査では毎日決まった時刻に寝起きすることで、ホルモンの分泌が十分になされ、肌のターンオーバーを促進する可能性があるとの結果が出ています。

 

適度な運動

運動により、成長ホルモンの分泌が促進されることも判明しています。いいですね。

理想的なのは、ジョギングや水泳などの有酸素運動です。血の巡りがよくなることで肌代謝が促進され、眠りの質も向上しストレスも緩和されるのです。

有酸素運動が難しい場合は、軽いストレッチでも問題ありません。同様の効果が期待できます。