肌荒れの原因になる注意すべき食べ物とは?③

唐揚げや天ぷらなどの揚げ物も油を多く使用するため高脂質になりがちです。また脂肪分が多い食べ物は肌を酸化させ、肌の老化を促進させる働きも持っています。

 

  • チョコレート

チョコレートは古くからニキビの原因になると考えられており、肌にとってあまりよいイメージを持っていない方も多いと思います。しかし、実際にはチョコレートの主成分であるカカオ自体はニキビを悪化させる要因にならないとする説もあり、専門家の間でも本当のところはまだよくわかっていません。ただ、市販のチョコレート菓子には糖質や脂質が多く含まれるものもあるため、これらによる肌荒れには注意が必要です。

 

  • カフェイン・香辛料などの刺激物を含むもの

カフェイン・香辛料などの刺激物も摂りすぎると過剰な皮脂の分泌を引き起こすといわれており、ニキビをはじめとした肌荒れの原因になることが知られています。またカフェインには抗酸化作用があるビタミンCを破壊する働きがあるため、カフェインの摂りすぎによって肌の老化が促進される可能性もあります。

 

肌荒れにおすすめの栄養素

 

ここでは、肌の原材料となる良質なたんぱく質や各種ビタミンのように抗酸化作用のあるものなど肌荒れによい代表的な栄養素について紹介します。

 

  • タンパク質

肌が健康な状態を維持するための栄養源として、たんぱく質は重要な役割を担っています。またタンパク質が分解されてできる各種アミノ酸は、細胞の原材料として利用されています。肌だけでなく、健康な肉体を維持するために重要な栄養素です。

 

・タンパク質を含む食材:肉、魚、卵、大豆

  • ビタミンA(ベータカロテン)

体内でビタミンAに変換されるベータカロテンは、脂質の過酸化を抑制することで細胞の損傷や日焼けによる皮膚の障害を防ぐ効果があります。ビタミンAをはじめとする脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は水洗いではあまり失われず、油に溶けやすい性質をもっています。そのため、油と一緒に摂ることで吸収率がアップし、熱にも比較的強いため、炒めて食べるのに向いています。

 

・ビタミンAを多く含む食材:レバー・卵黄・緑の葉野菜(ホウレンソウ)・オレンジ色の根野菜(人参・かぼちゃ)