肌荒れの原因になる注意すべき食べ物とは?④

  • ビタミンB群

ビタミンB群には8種類のビタミンが含まれ、それぞれ互いに協調してエネルギーの産生に関わります。ビタミンBが不足すると肌の再生に必要なエネルギーが不足するため肌荒れの原因になります。ビタミンBは体内で作ることができず、また体内に貯めておくこともできないため、紫外線に長時間さらされたり、睡眠時間が十分に取れなかったり、仕事でストレスがかかったりするなど、肌荒れしやすいタイミングに合わせて補給しておくと肌荒れ予防に有効です。ちなみに水溶性ビタミン(ビタミンB・C)は水に溶けやすく熱にも弱いため、水洗いはさっと済ませ、調理方法は蒸すもしくは生のままで食べるとよいでしょう。

 

・ビタミンBを多く含む食材:

ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、ビオチン・・・肉類・穀類・野菜類

ナイアシン・・・魚介類・肉類・穀類

ビタミンB12・・・魚介類

葉酸・・・植物性食品

  • ビタミンC

ビタミンCは強力な抗酸化作用を持っているため、肌を含む身体の老化を防ぎます。また、ビタミンCは肌の構成成分でもあるコラーゲンの合成に関与しており、肌のハリやシミ予防の効果などが期待できます。ビタミンCはビタミンB群同様に水溶性のビタミンなので、洗う・切る・加熱するなどでも減少してしまいます。よって、生で食べられる野菜は新鮮なうちに生で食べるのがよいでしょう。また、加熱が必要な場合には、短時間での調理か煮汁ごと食べられるようにすると効率よくビタミンCを摂取できます。

 

・ビタミンCを多く含む食材:赤・緑ピーマン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイフルーツブロッコリー、イチゴ、芽キャベツ

  • ビタミンE

ビタミンEも抗酸化作用をもち、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。厳密には4種ずつのトコフェロール群とトコトリエノール群に分類されており、たとえばトコフェロールの持つ血行促進作用によってくすみ改善効果が期待できます。化粧品にも取り入れられていることが多い栄養素です。

 

・ビタミンEを多く含む食材:植物の種子(ヒマワリの種,ピーナッツ,アーモンド,クルミ,ピスタチオ,ゴマなど)